「ユーミンサウンド」と「電話」について(青春の思い出話付き)
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さて今回は、「ユーミンサウンド」について綴らせていただきます。前にも少し触れたことがあるのですが、私は松任谷由実(敬称略)を中学生の頃から聴き始め、今でも大好きです。
初めて買ったユーミンのアルバムは「昨晩お会いしましょう」
聴き始めたきっかけは、「守ってあげたい」でした。この曲が中学3年生の頃に大ヒットして、それが収録されているアルバム「昨晩お会いしましょう」を買ったのが最初です。
そして以後、それ以前のユーミンのアルバムをこつこつと買い集めました。ちなみに次に買ったのは「ミスリム」でした。荒井由実時代の2作目です。ジャケ買いでした。
ところで荒井由実時代の作品などは70年代に制作されているわけですが、今聴いてもサウンドが新鮮です。なぜに古くさくならないのかというと、演奏がおしゃれだからだと思っています。参加ミュージシャンの方々のセンスの賜物でしょうか。
そしてユーミンが「ノンビブラート」であるいことも、大いに効いていると思っています。
ちなみに、デビュー当時のプロデューサーの方の指示だったとか。ビブラートをかけずに歌ったのは。
ただし、歌詞は部分的に時代を感じさせます。これは致し方ないないことです。歌詞は時代を映す鏡ですから。
今日聴いて思ったのは、名曲のうちの1つ「DOWNTOWN BOY」。
ちなみこの曲は1984年の暮れに発売されたアルバム「NO SIDE」に収録されていて、歌詞にこんな一節がありました(以下、引用)。
「きたないシャツ着たやつだと
兄貴は電話さえ取り次がないの」
う〜ん、さもありなん。
家電(いえでん)時代のヤングの恋路は険しかった…。
「家電」しかなかった当時、若いカップルは恋するのが大変だったわけです。連絡が取りにくくて。親父とか兄貴とかは男からかかってきた電話を娘や妹に取り次がないなんて話は、よく聞く話でした。
そんなことを思っていたら、ふと思い出しました…。
あれは確か、大学3年生の頃だったと思います。
5月の連休が終わったくらいの時期でした。
大学のサークル(ジャズ研究会)の後輩と、渋谷にナンパに出かけたんです。普段は楽器の練習に明け暮れるような学生生活だったのですが、その日はちゃらちゃらと遊びたくなってしまって。ナンパをしに街に出たことなどほぼなく、1回やってみようという話になって。
で、貧乏でイケてない二人は、ナンパの仕方も分からず、ただ渋谷の街をさまよいました。そして何の収穫も得られないまま終電がなくなりそうな時間を迎えていました。そして疲れ果て公園通りのドーナツ屋に入りました。
そしたらそこで、女子2人組みを発見したのです。
しかし突破口をなかなか見出せず…。
そんなとき、店内のBGMでスティングの「Englishman in New York」が流れてきました。
ちなみにこの曲のソプラノサックスのソロは、当時大活躍していた気鋭のジャズサックス奏者、ブランフォード・マルサリスによるものです。
で、イケてない私たちはその2人組みに「この曲のサックスが良いんだよ。聴いて聴いて」みたいな感じで声をかけました。なんてダサいナンパの仕方でしょうか…。
意外にも初ナンパに成功! 代々木公園をひたすら歩き…。
でも…。
その突入の仕方が斬新だったからでしょうか。意外にもそれをきっかけに、会話が弾み始めたんです。
そして私たちは2組に分かれて、朝が来るまで代々木公園をひたすら散歩しました。手を繋いだくらいはしたでしょうか。そして私はその子に恋心を抱き、電話番号を聞いて別れました。
で、その電話番号はなんと…。
寮の電話番号だったんです。
彼女は某大学で看護師の勉強をしていて、大学の寮に入っていたんです。
案の定、電話はなかなか繫がりませんでした。かけても彼女に取り次いでもらえなかったんです。
取り次いでくれる時間が限られていて、その時間に彼女がいないことが多くて…。
ハードルの高い恋路でした。
しかし! 1週間後くらいにようやく話すことができました。
ところが…。
彼女は電話口の向こうでこう言いました。
「私には彼氏がいるんです…。もう少し早く出会えていたら…」
まじですか…。
くぅ……(>_<)。
今、思い出しても切なすぎます…。
5月の朝の代々木公園には、実に爽やかな風が吹いていたけれど…。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
また更新いたします!